「あれは今までの人間とは違う。面白い所もあるが人間には人間の世界にお帰り願わないとな」


先程までため息ばかり付いていたヘンリーだが、ここへ来て不敵に笑う。
すると兄弟たちはこれから起きることを察してそれぞれ違う反応を見せた。


「ついに最終兵器投入か!楽しみだぜ」


次男エドガーは期待に満ちた目で。


「とうとうか。これは24時間ドローンを飛ばして人間生配信を行わなければ」


三男ギャレットはニヤニヤとした目で。


「うわー。泣き顔とか見たいなぁ」


四男クラウスは美しい笑みを浮かべて。


「つまりその時のご飯は…」


五男バッカスは全く興味がなさそうに。

全員がヘンリーに視線を向けた。


「さあ、あの人間はあと何日持つかな?」


そしてヘンリーは愉快そうに笑ったのであった。