「貴重な情報をありがとう!エドガー!」
「ふ、とりあえず1200ペールで手を打つわ」
「次の給料日期待してて!」
エドガーによる兄弟の好きなもの情報の提供が終わり、私は笑顔でエドガーにお礼を言う。
そんな私にエドガーはニヤニヤと笑いながら手を出して来たのでその手に私は自分の手を乗せてまた笑った。
しょうがないからお金がある時にお礼金くらい払ってあげよう!
いろいろな話をエドガーとしている内に私たちと同じように登校中の私たちと同じような制服に身を包んだ人が増え始めた。
それと同時に刺さる多くの視線が痛い。
24歳、コスプレ制服がそんなに気になるかこのヤロー!
だが、彼らは24歳コスプレーヤーが気になる訳ではないようだった。
「また?人間の留学生?」
「しかもハワード兄弟のところだって」
「あー。美味そう」
彼らの視線は留学生である私への興味のようで。決して私を変な目で見るものではなかった。
それよりも気になるのは〝また〟と言う言葉。



