勢いよく振り向いたエドガーの手には蓋が閉まっていない小瓶いっぱいの液体…またの名を秘薬が入っている。

それがその勢いによって小瓶から飛び出したのだ。


「…っ」


もちろん振り向いた先にいたヘンリーはそれをモロに被った。

まだ何の秘薬かわかっていない、怪しさ満点の液体が。


おいおいおい!大丈夫なのか!?


「…やべっ!」


わざとではないとは言え、ヘンリーに謎の秘薬をかけてしまったエドガーの顔から一気に血の気が引く。

それと同時にヘンリーの体からモクモクと水色の煙が上がり始めた。