数秒そのまま動かなかったエドガーは、数秒後、顔をしかめて


「わかんねぇ」


と呟いた。


「ここはやっぱりヘンリーかギャレットに聞くのが1番じゃない?2人とも博識だし、知識お化けじゃん」

「確かに。それが1番早ぇな」


諦めたように笑うクラウスにエドガーも同じように笑っている。


そんな時だった。


「おはよう。俺がどうした?」


タイミングよく後ろからヘンリーが現れて声をかけてきた。


「おーう!ヘンリー!ちょうどいいところに!」


エドガーがヘンリーの登場に嬉しそうに勢いよく後ろを振り向く。

悲劇が起こってしまったのはここからだ。