朝帰り組と私、3人で並んで他愛もない会話をしながら食堂へ向かう。


「あ、そう言えば俺賭場で珍しいらしい秘薬を貰ったんだけどよ」


会話の途中でふと思い出したかのようにそう言ってエドガーが自分の服のポケットからガラスの小瓶を出す。


「何の秘薬かわかんねぇんだわ」


そしてエドガーは面白くなさそうにそう言った。


「「…」」


エドガーの発言により、エドガーの手の中にある小瓶に私とクラウスの視線が自然と向けられる。
ガラスの小瓶の中には水色の液体が小瓶いっぱいに入っており、ユラユラと揺れていた。

…秘薬ね。
普通に怪しいんだけど。