「当たり前だろ!ギャンブルで俺は常に金欠なんだよ。だから不本意だがお前の世話役にもなってんの」
「…そう。理由を聞いても?」
最低な答えである。
被害者のような面でエドガーは話しているがギャンブルでお金がないことはそんな顔で話すものではないとどうしても白い目で見てしまう。
「お前の世話役をしたら1万ペールくれるってヘンリーが」
「買収されてるじゃん」
「うっせぇ。世の中大事なのは金とスリル。その為なら何でもやるのが俺様エドガー様なんだよ」
「…やべぇ」
「あ?」
「最高の持論でございますね。感銘を受けました!」
エドガーの言い分に呆れているとエドガーの機嫌が悪くなったのでここで全力でエドガーを煽てる。
するとエドガーは「わかってんじゃねぇか、人間のくせに」と少しだけ嬉しそうに笑っていた。
ごめんよ、エドガー。
私は何もわかってないんだよ。



