「今日はこのくらいにしておきましょう。出直してくるわ」
そして女の子はそう言って微笑むと私に背を向けてふらふらと歩き始めた。
えっと…。
これでいいのかな?
「あははははっ!咲良!最高!」
放心状態で立ち尽くしていると突然おかしそうに笑うクラウスが現れた。
「…いつからいたの」
「ん?最初から?」
「なら助けてよ!こっちは人間なんですけど!?死にますが!?」
「あははっ、ごめんごめん」
おかしそうに笑い続けるクラウスに怒りがどんどん込み上げてくる。
何コイツ!
お前のせいで襲われたんだぞ!
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