「て!咲良!お前までなんで驚いているんだよ!」
「…え!あ!それは…っ」
だってまさか全員に包み隠さず宣言するとは思わなくて!
兄弟たちと同じように驚いている私をエドガーが不審そうに見るがいい言い訳が思い浮かばない。
クラウスのバカ野郎!
どうしろって言うのさ!
「秘密にしてって咲良言ってたんだよね、僕たちの関係。でもごめんね?言いたくなっちゃって」
「そう!それ!」
クラウスが咄嗟に私の代わりに言い訳を言ったので私も勢いよくそれに便乗した。
そんな私を見て「あ?そうなのか?」とエドガーは今度は不満そうにこちらを見た。



