クラウスからの見え方を気にしながらベッドから移動しようと床へ足をつけた時だった。 「おはようのキスがまだだったね」 いつの間にか起き上がったっていたクラウスが後ろから私の頬にキスを落としたのは。 はい? 「…っ!!!!」 いきなりのご挨拶に声にならない悲鳴をあげる。 この女誑し!朝から何するんだ! 「ふふ、咲良ったら本当に可愛い」 顔を真っ赤にしている私をそれはそれは愉快そうにクラウスは見つめていた。 しんどすぎる。