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「あー。お腹空いた」
「はぁ?お前体調悪いから飯食えねぇんだろ?」
朝食後、一応朝らしいが全く太陽の出ていない薄暗い街を私の世話役らしいエドガーと共に学院へ行くために歩く。
思わずポツリと出た私の本音にエドガーは眉間に皺を寄せた。
おっといけない。そう言えばそうだった。
よく考えれば昨日の昼から私はご飯を食べていない。いろいろあって忘れていたが流石にお腹が空いてくる。
「だいぶ回復してきたの。昼食はどうすればいいの?」
私を変なものでも見るような目で見るエドガーに適当にそう言って私は昼食のことをエドガーに聞いてみることにした。
流石に一日断食はキツい。そろそろ固形の何かをお腹に入れたい。



