とにかく私たちが知らないうちに魔界では1ヶ月も5兄弟全員が失踪したと大きな騒ぎになっていた。

そしてあれから数日。
大騒ぎが落ち着き、本当にやっと日常が戻って来たところで私は本当に久しぶりにナイトメアのバイトに来ていた。


「…」

「…えっと、ごめんね、ミア」


私の目の前で明らかに不機嫌なミアに私は申し訳なさそうに頭を下げる。

怒っている姿も可憐なのだからミアは本当に可愛いし、美しい。
すごいわ。


「…心配したんだよ。急にいなくなっちゃって。私がどれだけ…」

「…ごめんね」


不可抗力だったんだよ。

と怒っているミアに言いたいがそれだとまるで言い訳みたいで逆効果だと思いミアが落ち着くまで私はとにかく謝った。