「ギャレット…」
「咲良、遅かった…ね…」
扉を開けて部屋に入ってきた私を見てギャレットは驚いたように目を見開いた。
何故なら私の今している格好がギャレット好みのセーラー服だったからだ。
私がこのセーラー服を着て再び現れると思わなかったのだろう。
「え、え?何このサプライズ。超嬉しいんだけど。咲良可愛い」
頬を赤く染めながら嬉しそうに私をギャレットが見つめる。
「可愛いでしょ」
「うん」
「こんな可愛い私にツンデレ幼なじみ役をやって欲しいでしょ」
「うん…て、え?」
真顔で半ばヤケクソで話す私の話の内容にギャレットは思わず固まる。



