The kiss of death!!〜イケメン悪魔5兄弟VS私!!〜






そんな状況を作り上げた私たちをクラウスは「バカだなぁ」とおかしそうにそう言って傍観していた。


「俺の言うことを聞け。俺の言うことは絶対だ」


まるで悪の親玉のような顔でヘンリーがエドガーとバッカス、ついでに私を睨みつける。


「はいっ!お兄様の仰せのままに!」

「…わかった」


するとエドガーは元気よく、バッカスは無表情のままヘンリーに頷いた。

2人ともあまりにも顔色が悪い。


「…最善を尽くします」


もちろん私も例外ではく。
酷く悪い顔色でヘンリーに返事をした。


ああ、自信なんて微塵もないと言うのに。