え?何故誰も入ってきていない? 「何しているの?早くみんなも中へ…」 「入れないよ」 ヘンリーたちを呼ぼうとすると背後から酷く冷たく、だが、どこか楽しそうな様子のギャレットがそう言った。 「…入れない?」 「そう。ここは俺の欲望の部屋だよ?俺が認めた同志…つまり咲良しか入れる訳ないじゃん」 「…え」 ギャレットの説明が終わると誰も触れていないギャレットの部屋の扉がゆっくりと閉められた。 え。