「おうおうおう!人間!俺様を待たせるとはどういう了見してんだ?おい!」


扉を開くとそこには非常に派手な美青年が声の通り苛立った様子で立っていた。

銀髪の硬そうな無造作にセットされた短髪に黄金の宝石のように輝いている瞳。

ギラギラと輝いている見た目とそれと同じくらい整った綺麗な顔が眩しい。
年齢は私と同じくらいか年下だろうか。

イケイケの大学生にしか見えない。
いや美容系の専門学生といった表現の方があっている気もする。
もちろんどちらにしてもイケイケだ。


私に挨拶もせず文句を言ったエドガーという男に「そんなに待たせてないでしょうが!」と文句を言ってやりたいがここは我慢だ。