私だったら何でも願いを叶えてくれるのならとりあえず巨乳にしてください、とか願っちゃうかなー。

いや、人間界へ帰してください、か。


契約について勉強をしながらもそんなことを思っていた時だった。


カンッ!


「え」


私の手の横ギリギリの机の上に矢が刺さったのは。


何事!?


いきなりのことに驚いて私は矢がどこから飛んできたのか、周りを見渡して探す。
だが、どこにも人の気配はない。


何故、私は命を狙われたんだ?


「…こっわ」


身の危険を感じてさっさと小屋へ帰ろうとしたが、矢に紙が括り付けられていることに私は気がついた。


え?これアニメとかでよく見るやつじゃない?