「…契約成立したの?そもそも何故二の腕を噛んだ?」


おそらく契約を結ぶ作業が終わったらしいエドガーに私は羞恥心でいっぱいの中問う。

確かミアにも首筋を噛まれたがどんな意味があるんだ。
心臓に悪いし、痛いし、何もいいことがないのだが。


「ああ。これで契約成立だ。二の腕を噛んだのは柔らかそうだったからな」

「はぁ!?変態!」

「うわっ!イッテ!」


ニヤっと笑うエドガーに腹が立ってグーで肩を思いっきり叩く。

最低である。


「お前召喚学の話聞いてねぇな!もうすぐテストなのに!」

「はぁ!?聞いてませんけど!何か!」


だって人間界に帰りますから!勉強の意味ありませんから!