「エドガー!や、やめろ!うわぁ!」
エドガーに触れられた男の肩からどんどん男は金色に染まっていく。
叫びながら徐々に黄金に変わり固まっていく様は色がいいだけのホラーそのものだった。
「これが俺様、エドガー様のギフトだ!すげぇだろ!」
叫びながら固まってしまった男の横でエドガーはそう言って私に誇らしげに笑った。
え?殺しちゃったの?
「…死んでないよね?」
お願い希望を持たせて。
「死んでねぇよ。24時間後には元に戻る。それが俺のギフトの残念な点だからな」
「…いや、いい点だよ。死んでなくてよかった」
残念そうにホラー黄金を見ているエドガーに私は聞こえるか聞こえないかの小さな声でツッコミを入れた。
でも24時間純金にされるっていい気分ではないよね。



