うるさいが仕方ない。
質問のタイミングが最悪なのは重々理解しているつもり。


「助けてあげるから話して」

「お前金ねぇんだろ?」

「ないけど考えはあるから」


引き続きエドガーに聞けばエドガーが1人「うーん」と言いながら唸り出した。


「わかった。お前に賭けるわ」


そして少し唸った後エドガーはそう言った。


「ギフトっつうのは一部の悪魔のみが使える能力だ。先天性のもので悪魔によって使える力や使う為の条件が違う。俺のギフトは右手で触れたものを純度100の黄金に変えられるものだ」


エドガーにしてはわかりやすいギフトについての説明が終わる。
するとエドガーは自ら怒号集団の元へ行き、1人の肩に右手を置いた。