【読書は擬似体験?】

あたしはセブン。銀の髪に青い瞳。陶磁器のような白い肌。人形めいた少女。

あたしはトマトハウスで職務を終えると、図書室でティーンズラブの本を借りて自室に持ち帰ります。

荒い青いレイモンド織りのカーテンにベッドカバー。荒い生地の毛布がベッドにかけられています。

ベッドに座ると自然光を浴びながら少女小説やティーンズラブを読みました。

最近改めて読書について考えています。読書は擬似体験のはずです。仮に過去の世界よりも今の世界が進んでいるとすれば、擬似体験の量的な多さです。

SNSやブラウザは擬似体験を提供する装置でしょうか。それらは、ごく私的なことでしたが、私的なことが産業を転換させるのは、歴史的にはごく自然なことでしょうね。