新プラトン主義元年。

あたしはセブンです。
英国のメイド。

グリーンノヴァは静かでした。
繁茂する植物たち。

緑の草木に。

あたしは歩きだします。

あるところに少年がいました。
父親が少年を散歩に連れていきます。

「ねえ、火星人はどこにいるの」
「ここに立ってごらん」

泉の水面に少年の姿が映りました。

「火星人さ」

あたしはこれを新プラトン主義元年と呼びたいのです。