「未羽、今から俺に抱かれんの、やばい」

「、あお」

「キンチョウして手汗が、はあ、うわぁ」

「っあお…、」

「うん、もっと呼んで、もっと、みはね」




甘いキス、やわらかい唇、絡まる舌、肌を撫でる手、乱れる息遣い。



二人分の呼吸が響くこの部屋は、いつ撮ったのかもわからない私の写真で覆われていて、机の上にはいつのまにか無くなったと思っていた私の所持品が置かれている。




やばすぎて笑える。

犯罪だよ青、私じゃなかったら訴えてるよ。

だけどでも、あんたは私じゃなかったら、



───好きになんか なってないんでしょ。