このまま惚けて、それから







「最悪……」

「え?好き?」

「言ってねえっつうの!」



青の胸ぐらを掴み振り回す勢いでグラグラと揺らすと、「あっそんな、っ激し…」とまたしても気色悪いことを言われたので 丁重に強めな頭突きをしておいた。


制服に仕掛けたという盗聴器は襟元に付着していたので青の目の前で踏み潰した。




「それ高かったのに」

「知るか!どうせ予備もあるんでしょ」

「すげえ、よく分かったな。あと98個家にある……というか未羽の鞄とジャージと自宅にm」

「ぶちころされたいのかお前」



ありえない。

いや、青の日頃のストーカー行為からしていつかやるだろうなとは思っていたけれど、予備が98個もあるのでは潰しても潰してもキリがないじゃないか。


青の家は一般的に見て"お金持ち"に値するので、100個近く盗聴器を買うことも容易なのだとは思うけど……いやいや、もっとかっこいい使い方しろよ。