この夜、返品可能です。






「はぁ…っう、苦し、」

「うん」

「んん、」

「かわいいね、仁乃は」




酔っ払っているから吐く言葉も甘い。

いつもの宵くんは「かわいい」なんて滅多に言わなくて、代わりに「もっとちゃんと息しな」って言って笑うのだ。




「……え、え?宵くん、ちょ」

「んー」




唇が離れて、流れるままに首筋に顔を埋められた。ちゅ、ちゅ……とわざとらしく音を立ててキスをされる。



「……っ、や」

「ふ。くすぐったい?」

「ぅ、ん…っ」





くすぐったい、じゃない。
宵くんが教えてくれたやつ。




これは​────感じてる、の方だ。