「仁乃はさ、一個勘違いしてんだよな」
「、勘違い?」
「おれは、仁乃のこと考えて手出してないの。わかる?」
「わからない……」
「なんでだよ。おまえいつも恋愛漫画いっぱい読んでるだろ」
読んでるけど、でもやっぱりいつも読んでる少女漫画には夢と希望が沢山詰まっていて。
宵くんもこんな風に思ってくれてたらいいなとか、こんな風に思ってるのかなとか、そんな妄想をしたって結局現実にはならないって思ってるから。
だから、宵くんがわたしにあんまり触ってくれない理由を少女漫画のヒーローに被せていいのか分かんないんだよ。



