「……よ、」 「うん」 「よぁぁあ、うっ」 「うわ、鼻水でてる」 「宵くん〜〜〜〜好きだよぉ」 「鼻水吹いて」 「宵くんのかのじょ〜〜〜〜」 「鼻垂れてるのヤダな、キスできない」 「今すぐひっこめる〜〜〜」 「うわすげー出てきた。ベトベト」 嫌そうな顔をしながらも服の袖でわたしの鼻水を拭ってくれた宵くんが、呆れたように笑う。 「好きだよ、仁乃」 あ───────っ!?録音するの忘れた!