「じゃあどうやったらわたしは宵くんの「せふれ」になれるの?」 顔が好みじゃないとかなら整形するしかない。 おっぱいが足りないのなら育乳して出直すし、わたしを女としてみてくれないなら色仕掛けでもしてやる。 そろそろ宵くんには わたしだけがダメという理由をハッキリさせて欲しいのだ。 「あのな、仁乃」 宵くんの三白眼がわたしを捉える。低くて落ち着いた声が、わたしをなだめるように言葉を紡いだ。