普段声を荒げないサモンがこんなにも声を張るということは

余程酷いのだろう…

「報告によると、73本だそうだ…」

そう言うと、バロンもルディもサモンも息を飲む

サ「殿下…普通ならそんなに飲んでいたらもう死んでいます…
人間は5本で死ぬのです、なのに彼女は生きている
そして彼女は薬の副作用に耐えきれるかはわかりません
最善を尽くしますが、助かるとは言いきれないのです」

「わかった、サモン、どうか彼女をできる限りでいい
必要なものは用意する、彼女を助けてくれ…」

その時だった彼女の周りから四大精霊とケルベロス

神獣フェンリルと魔狼フェンリルが現れた

「どういうことだ…?」