ル「神獣様!わたくしのほうがお姉様にいじめられてきたのです!
なぜお姉様をお守りになるの!?
わたくしを殺そうとし、数多の男性と関係を持っていたお姉様なんて守る価値もございません!」

ルイナはここぞとばかりに続ける

ル「神獣様お話を聞いてください
もし、まだわたくしの話を聞いてもお姉様をお守りする気で居るのなら
神獣様は地に堕ちたということになるのですよ!?
ジーク様も聖騎士団の皆様も目を覚ましてください!」

その言葉に私は怒りを覚えた

なぜこんな馬鹿な女に大切なものを貶されているのだろう

怒りに身を任せてしまった私は膨大な魔力を外に放ち

横にいたジークを飛ばしたことにも気づかない

ルドは私を落ち着かせるためかこちらに向かおうとしている

ルイナはそんな私を見て怯え、震えている