フェンリルがそう言うとリリーナの周りからどこからともなく

ケルベロス、ウンディーネ、シラフ、サラマンダー、ノームが現れた

そう、どれも神獣と言われ、最上級精霊

その全てが愚かな人間に頭を下げた途中から

入って来ていたアイリーンも、フラウも

ジーク、ルーク、ハルみんなそれを見て

またもや目を丸くして驚きの表情を見せた

またもや目を丸くして驚きの表情を見せた

フェンリルは頭を下げながら続ける

「我らの愛し子はきっと、目を覚ました時目に光などないだろう
もしかすると、声も発せぬかもしれない
厄介だと思うなら今言ってくれ、でも、もしも、リリーナを見てくれるのなら
彼女をどうか、どうか!
人の手で笑わせ、幸せにして欲しいッ」