フェンリルside

寝ているリリーナが黒い光を放った

あぁ、彼女はまだ苦しんでいる、人を拒絶している…

「リリーナ、もう大丈夫だ
ここにはお前を苦しめる者はいない大丈夫だ
我が言ったであろう
どんなものからもリリーナ、ソナタを守ると」

そう紡いだ言葉には

悲しみ、苦しみ、後悔、不安が混じっていた

「リリーナ我がいる限りソナタは大丈夫だ
だから、ゆっくりおやすみ、我の愛し子よ」

そう告げるとリリーナの周りから黒い光が消える

それでも魔力の暴走はまだおさまっていない


暴走をおさめるとするか