そこで1度フェンリルは言葉を止めた

その瞳には不安と悲しみがやどって揺れてる

フェ「2人を同じ部屋に置くのだ
我はリリーナの魔力を制御する
いいか、お前たち3人以外の者は部屋に入るなメイドは我が信用出来るものしか入れぬようにする
我はこれ以上リリーナに心の傷を負わせたくないのだ」

そう言ったフェンリルの瞳は揺れ動き涙を貯めていた

俺たちは息を飲んだ、みんな思わなかったのだ

神獣フェンリルが一人の女のために涙を流し

我々人間に頭を下げ願うとは…

ジ「フェンリル様、我々はこの事を他言しないと約束致します
メイドもフェンリル様の信頼を得た者だけでよろしいです
だからどうか、頭をお上げください」