フェ「そこのお前愛し子の友を運べ」

そう言われたのはフラウでフラウは慎重に

女性を抱えフェンリルはそれを確認すると

人の姿になり愛し子を抱え俺の後についてくる

医者はもう手配されており

部屋に通し見せるその間に俺たちはフェンリルから話を聞く

フェ「少し話をしてやる、座れ」

そう言われた俺、ルーク、フラウは

フェンリルの対面のソファに座る

フェ「愛し子、リリーナは今膨大な魔力が体の内で暴走している状態だ
暴走したのは友を助けたくても体が動かず助けられないという負の感情からだリリーナは今まで酷い生活をしてきたそれもあって感情も爆発したのだ
人の手であの魔力を落ち着かせることは出来ないだろう
それに今はリリーナとアイリを別の部屋に引き離せばリリーナの魔力がアイリが居ないことを察知しこの城、いや、国を滅ぼすであろう」