アイリーンside

何度も殴られ蹴られもう声も出ない

リリーナはこちらを見て泣いている、

安心させてあげなきゃ、そう思って痛い中

無理に笑顔を作ったそれを見たリリーナの瞳が

闇に染ったその時だった

リリーナを中心に周りが光り輝いたと同時に

白く大きなオオカミがどこからともなく

リリーナを守るように現れた

あぁ、きっと、あの方がリリーナを守ってくれる、

私が居なくてもきっと…

そこで、アイリーンの意識は途切れた。