白鳥学園、いきものがかり




”貴女を優先したせいで”

”私とスグル、付き合っているの”


色んなことを一気に言われて、頭の中がごちゃごちゃしてる。

…私が傑の傍にいると迷惑を掛けちゃうって、分かってたのに。
改まって言われるとこんなにも傷付いちゃうんだ。



「…っ、実くんの言った通りだぁ…」



分かってたつもりで分かってなかった。
もしかしたら知らない振りをしてたのかも。


もう…誰かに頼るのは辞めないといけないんだ。



「っ…、ぱぱ、まま…会いたいよ…」



不安で胸が押し潰されそう。
涙で視界がぼやけて何も見えない。

家に帰っても一人ぼっちなんて寂しい。…でももうみんなに頼るなんてこと出来ない、



「紬?」



ハッとした。
誰もいないと思っていたから。

なんでここに…、


「……ッ、ひろ?」


紘がいるの?



「なんで泣いてんだ?どっか痛むのか?」



傑は……誰にも言ってないって言ってたのに。