甘々顔KING総長様と地味顔女子

とりあえず、許可は出た。
今日の分は次週に組み込んでくれるって言ってくれたし、勉強の遅れを気にすることもない。よし、さぁ、これで安心して総長様を病院へ連れていける
「総長様、お待たせしてすいませ・・」・・ん?
呼びかけに反応しない

「!」もしかして、
「痛むんですか?」すぐに体を支えようと近づいた

「!!」

な・・に
その

なんで、そんな顔を

してる・・の?


今のその顔は、あの時と同じ・・
お母様に向けてた

あの

顔!


「総長様!総長様!」

怖くて、怖くなって、何度も呼び掛けた

「あ、
ああ、なんだ、許可下りたか?」

「ぅ、え、
・・はい」

ぁ。良かった、表情が戻った

でも、一体どうして
総長様はなぜか上の階へ続く階段の方に視線を向けてる。



「あの、何かあったんですか?」
その問いに、すぐ私の方へと向きを変えると
「行くぞ」
と、私の手を引いて歩き出した。

裏の駐車場に置いてあったバイク。そこに乗っても
走り出していても
私の頭の中はさっきの総長様の顔が
焼き付いていて
・・
離れない。