甘々顔KING総長様と地味顔女子


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「で、明日、阿木名くんもこっちに来てくれるそうだ」

「え?和己が?わざわざなんで、んなの下のモンに任せればいいじゃ、」

「お前の事が心配なんだろ、いい仲間じゃないか。」
「っ、あいつは過保護すぎんだよ」俺のオカンかよ
たく、

「だんだん伽耶さんに似てきた。」

「伽耶・・ああ、東成会のか、たしか、義兄弟だったか?」
「んー血は繋がってないみたいだけど、そんな感じ。」
「今の東成会が落ち着いているのは彼の力だそうじゃないか、まぁ、その方が私としても助かるがな。」

「・・」
親父は、国際弁護士をしている。
元々は日本で弁護士をしてた、当時、暴力団の抗争がらみの事案が多く、伽耶さんの率いる東成会はその中でも1番大きい組織で、刑事事件を担当していた親父はかなり手をやいていたそう、だから
今の親父の言葉にはうなずける。

そんな親父がどうして日本ではなく、国際弁護士としてこの地に来たのか

それは。
蘭さんが日本を離れて、ここの国籍を取得したのを知ったからだ。
あいつは、蘭さんは自分の価値を良く知ってる。それは金と権力を容易に手に入れられる事も。

そして、その力は、亜弥だけじゃなく、利用できるモノ全てを壊してきた。
でもその罪は、裁かれることはなかった。
蘭さんが手に入れている権力で簡単にもみ消される。その度、又同じ事の繰り返し・・

だが、今回は違う、
やっと、ここまで来た。

全てはこの日を迎える為。

今回の事でやっと、親父と、俺、当初の目的である行動を起こせる

本来なら、これは治安当局を通さなければならない案件。
だが、そんな正当なやり方では、ダメなんだ。
もうこんな事は繰り返させない、そうならない様、明日、和己が手配した便で秘密裏に蘭さんを日本から連れ出す。

日本と違って、ここは蘭さんを裁ける法律がある。


もう二度と

亜弥とさくらには手を出させね


今度は絶対に、ここで止める



終わらせてやる