《未那side》
「来たか未那」
「ん。久しぶり。親父」
俺は海外に居る親父の所に来ていた。
ゼミ仲間との旅行なんてのは嘘で、実は今回の蘭さんの事で親父に呼び出されていた。
「阿木名くんから連絡が入った、色々とな」
「・・ああ」
阿木名ってのは和己の苗字。あいつ、ホント仕事早ぇな。
「お前、やりすぎ」
「は。・・あんなん、まだまだ足んねぇよ。」亜弥の負った傷に比べたら。
「お前の気持ちはわからんでもない。実際、私だってその場に居たら、お前と同じことをしていたかもしれない。」
「・・親父」
「だが、それを抑えるのが大人だ。」
「ふん、俺はガキってか。」
まぁ、
たしかにな。
_____________________
ガチャ
亜弥とまゆちゃんを部屋から出した後、
扉に鍵をかけた
亜弥、どっかの骨やられてんな。まぁ、まゆちゃんに任せておけば大丈夫だろ。
それに、和己も居る
「さてと。」
「未那、私にこんな事をして、ただで済むと思ってるの!」
「ん?」
床にうずくまった状態で俺にそんなセリフ吐いてくる
「蘭さ~~ん、
やだなぁ、亜弥から守ってやろうと思ってしただけなのに。
あ~、その手、ごめんねぇ、暗くて足元がよく見えなかったんだよ、」
「―っ、相変わらず、
まぁいいわ、そういう事にしといてあげる、さっさと私を病院に連れていきなさい、命令よ」
「はいはい、抱っこしましょうか?お姫様。」
「ふ、そうしてちょうだ・・」
ガッツ!!
「――ぎゃあっ!」
そう差し伸べた手を床にぶち付けた。
床と俺の手の間には
蘭さんの顔。
「ああ悪ぃ、手ぇすべっちまった」
鈍い音も混じった。
ガンッ!
「ああ、まただ」
鼻くらいは折れたかな
「ひゃ、っ、痛ぁっ――、ぎっ」
もはや、何を言っているのかわからない。
ガンッ!
それほどの激痛なのか
ガンッ!
こいつに
痛みなんか感じる機能などあったのか?
「みぃ・・―、未、那っ、やめ、助、け」
「は?」
「助、け・・て」
「はあ?」
ホント、はあ?だよ
「なんか勘違いしてね?」
ガンッ!「ぐぎゃっ」
「どの口が言ってる」
ガンッ!「ぎぅぁ」
「助けてだ、あ?」
ガンッ!「ぅっぐ」
何度も何度も床に叩きつけた顔。
その度に、何度も何度も俺の服に、顔に、ぬるく粘る液体が飛んでくる
こんなこと
亜弥に、させっかよ。
俺が
「殺してやんよ」
_____________________
「阿木名くんが止めに入ってくれたから良かったものの、あのままいってたら
さすがに私の力でもどこまで庇えるか・・」
「・・」
あの時、あと少しの所で
_____________________
和己が部屋に入って来た。
「なにやってんだおめぇはよ、」
すごい形相で俺を睨んでる和己
「鍵、かけたんだけどな」
「あ?んなの蹴りゃ、開くんだよ!」
いやぁ、フツウは開かねぇよ
「いいから、未那、その手ぇ、放せ。後は俺が引き受ける約束だろが、」
「あ、ああ・・そうだっけ」
「そうだよ!寝ぼけてんのか!どけ」
蘭さんの頭を掴んでいた俺の手を掴み、和己が間に入って来た
「まだ、だ」
「あ?」
「まだ終わってね」
俺の手はまだ蘭さんの頭を離していなかった。
「!」
その手に力が入る
「ぅぅ・・」
薄明かりで色がはっきりしない。
赤なのか、黒なのか。その色が覆いつくしている顔から、洩れる声
そうだ、その顔はそうやって黒く塗りつぶされろ
その顔は2つといらない、その目はは2つと存在するな
もう
それは
俺の弟と妹が持っている
だから、
お前のは
「潰れろ」
「いいかげんにしやがれ!」
その言葉と共に俺の手はそこから離れた
頬に走る激痛
「ってぇ、」
痛む頬に手をやると、床にケツ着かされてたのに気づく。
相変わらず 「強ぇな、和己は」
「ああ?」
その表情も現役ん時のまんまじゃねぇかよ
「は。」
「おい、正気に戻ったか、ばかやろーが」
「・・」
あ
「ああ・・多分。」
「そうかよ!、くそが、」
「言葉汚い」
「誰のせいだ!」
「それは和己がちゃんと躾されてないからだろ?俺のせいにすんなよぉ」
「ほぉお」
やべっ、和己の拳が震えてる、
が、遅かった。
二度目の激痛。
「こいつは連れてくからな、お前はそこで反省してろ!俺に詫びてろ!」
俺よりKINGかよ
はぁ。
しくった
もう少しで・・
もう少しだったのに。
「来たか未那」
「ん。久しぶり。親父」
俺は海外に居る親父の所に来ていた。
ゼミ仲間との旅行なんてのは嘘で、実は今回の蘭さんの事で親父に呼び出されていた。
「阿木名くんから連絡が入った、色々とな」
「・・ああ」
阿木名ってのは和己の苗字。あいつ、ホント仕事早ぇな。
「お前、やりすぎ」
「は。・・あんなん、まだまだ足んねぇよ。」亜弥の負った傷に比べたら。
「お前の気持ちはわからんでもない。実際、私だってその場に居たら、お前と同じことをしていたかもしれない。」
「・・親父」
「だが、それを抑えるのが大人だ。」
「ふん、俺はガキってか。」
まぁ、
たしかにな。
_____________________
ガチャ
亜弥とまゆちゃんを部屋から出した後、
扉に鍵をかけた
亜弥、どっかの骨やられてんな。まぁ、まゆちゃんに任せておけば大丈夫だろ。
それに、和己も居る
「さてと。」
「未那、私にこんな事をして、ただで済むと思ってるの!」
「ん?」
床にうずくまった状態で俺にそんなセリフ吐いてくる
「蘭さ~~ん、
やだなぁ、亜弥から守ってやろうと思ってしただけなのに。
あ~、その手、ごめんねぇ、暗くて足元がよく見えなかったんだよ、」
「―っ、相変わらず、
まぁいいわ、そういう事にしといてあげる、さっさと私を病院に連れていきなさい、命令よ」
「はいはい、抱っこしましょうか?お姫様。」
「ふ、そうしてちょうだ・・」
ガッツ!!
「――ぎゃあっ!」
そう差し伸べた手を床にぶち付けた。
床と俺の手の間には
蘭さんの顔。
「ああ悪ぃ、手ぇすべっちまった」
鈍い音も混じった。
ガンッ!
「ああ、まただ」
鼻くらいは折れたかな
「ひゃ、っ、痛ぁっ――、ぎっ」
もはや、何を言っているのかわからない。
ガンッ!
それほどの激痛なのか
ガンッ!
こいつに
痛みなんか感じる機能などあったのか?
「みぃ・・―、未、那っ、やめ、助、け」
「は?」
「助、け・・て」
「はあ?」
ホント、はあ?だよ
「なんか勘違いしてね?」
ガンッ!「ぐぎゃっ」
「どの口が言ってる」
ガンッ!「ぎぅぁ」
「助けてだ、あ?」
ガンッ!「ぅっぐ」
何度も何度も床に叩きつけた顔。
その度に、何度も何度も俺の服に、顔に、ぬるく粘る液体が飛んでくる
こんなこと
亜弥に、させっかよ。
俺が
「殺してやんよ」
_____________________
「阿木名くんが止めに入ってくれたから良かったものの、あのままいってたら
さすがに私の力でもどこまで庇えるか・・」
「・・」
あの時、あと少しの所で
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和己が部屋に入って来た。
「なにやってんだおめぇはよ、」
すごい形相で俺を睨んでる和己
「鍵、かけたんだけどな」
「あ?んなの蹴りゃ、開くんだよ!」
いやぁ、フツウは開かねぇよ
「いいから、未那、その手ぇ、放せ。後は俺が引き受ける約束だろが、」
「あ、ああ・・そうだっけ」
「そうだよ!寝ぼけてんのか!どけ」
蘭さんの頭を掴んでいた俺の手を掴み、和己が間に入って来た
「まだ、だ」
「あ?」
「まだ終わってね」
俺の手はまだ蘭さんの頭を離していなかった。
「!」
その手に力が入る
「ぅぅ・・」
薄明かりで色がはっきりしない。
赤なのか、黒なのか。その色が覆いつくしている顔から、洩れる声
そうだ、その顔はそうやって黒く塗りつぶされろ
その顔は2つといらない、その目はは2つと存在するな
もう
それは
俺の弟と妹が持っている
だから、
お前のは
「潰れろ」
「いいかげんにしやがれ!」
その言葉と共に俺の手はそこから離れた
頬に走る激痛
「ってぇ、」
痛む頬に手をやると、床にケツ着かされてたのに気づく。
相変わらず 「強ぇな、和己は」
「ああ?」
その表情も現役ん時のまんまじゃねぇかよ
「は。」
「おい、正気に戻ったか、ばかやろーが」
「・・」
あ
「ああ・・多分。」
「そうかよ!、くそが、」
「言葉汚い」
「誰のせいだ!」
「それは和己がちゃんと躾されてないからだろ?俺のせいにすんなよぉ」
「ほぉお」
やべっ、和己の拳が震えてる、
が、遅かった。
二度目の激痛。
「こいつは連れてくからな、お前はそこで反省してろ!俺に詫びてろ!」
俺よりKINGかよ
はぁ。
しくった
もう少しで・・
もう少しだったのに。



