悩んだけど、とりあえずマンションへ行こうと決め、玄関へと向かう。
家を出た所で、
「こんにちわぁ」
「?」
知らない女の人に声をかけられた。
知らない・・?
う、ううん、私この人を知っている。
綺麗な顔立ち。さくらちゃんに似てる顔・・総長様と同じ・・瞳。
「!!」この人、あの写真のっ、
「あなた、亜弥の彼女?」
亜弥。総長様の事を呼び捨てにできる人。やっぱりこの人、さくらちゃんの、あのお兄様達のお母さん、
でもてっきり、さくらちゃんの母親ですって言ってくるのかと思った。
なのになんで
「さっき亜弥があなたと歩いてるの見かけちゃって。」
あ、ああそっか、それで。
よく考えてみたら私がさくらちゃんと知り合いだなんて知らないもんね。
「あ、あの、私と総長さんはそういう関係じゃありませんから」
自分の子どもの事が気になるんだ。母親だったら当然だよね、私のお母さんだってあの調子だったし。
そう思ってた。
でも
「総長・・」
「あ、」コレもしかして言っちゃいけなかった?暴走族ってわかっちゃったかな?親としたらは心配だよね、
「あ、あの今のは、」
「まだ、そんなのやって、せっかく私が可愛く産んだっていうのに!使い道無くなるじゃない!」
「え・・」
何言って・・?
「あ、ごめんなさいね、ほら、心配で。ふふ」
そう笑っていたけど、絶対に嘘だ。この人、総長様と同じ瞳をしているくせに感情が一切感じ取れない。
一瞬ゾクっとした。
ああ、ダメダメ、仮にもさくらちゃんのお母さんだ、さくらちゃんが会いたくてしょうがないくらい大好きなお母さんなんだ。
「あなたに一つお願い事をしてもいいかしら」
綺麗な顔で微笑むとお母様は私の手に何かを渡してきた。
見ると、メモらしき紙。
「そこに私の連絡先が書いてあるから、ソレ、亜弥達にわからないようにさくらに渡してくれる?」
え?
「なんで?私が、さくらちゃんとも親しくさせてもらっているって知って・・」
知らないから、さっき、さくらちゃんじゃなくて、総長様の名前を出したんじゃ・・
「親だもの、子どもの事は何でも知ってるわよ。ね、頼まれて。お願い。」
う、//
その瞳で言われるとまるで総長様に頼まれているようで//
「いちお、受け取っておきます」
とだけ答えた。この人の意図が全く読めない。だから、一応って付けた。
「ありがと。くれぐれも亜弥達にはみつからないでね」
二度も念を押された。
疑問が渦巻く。
「・・あの、なんで内緒なんですか?」
「え?」
「お兄さん達だって同じ子どもじゃないですか、別に隠さなくてもいいんじゃないんですか?」内緒、内緒って、
さくらちゃんはお兄さん達からも何も教えてもらえない、お母さんからはお兄さん達に内緒って隠し事ばっか!
それって、さくらちゃんに嘘をつかせてしまうって事なんだよ?
実際、あの写真の時だって、つかなくてもいい嘘をさくらちゃんにつかさせてる。
お兄さん達にも腹がたってきた。
「離婚してるって聞いてる?」
「え、あ・・はい・」なにをいきなり、
「原因は私の浮気。」
「え?」
「だから、物心のついていた上の子達から嫌われてるの、私。」
「あ・・」
「まぁ、自業自得なんだけど。さくらには会いたくて、でも何度、会わせてって言っても一切拒否されて。」
「・・」
そう・・だったんだ。
「近々、仕事の関係で遠くへ行く事になってね、行ったら当分帰ってこられないから、その前に一度だけでもさくらに会っておきたいなと思って、お願いしただけなんだけど、迷惑だったみたいね、ごめんなさいね。」
そう言って、俯いたお母様。
ああ、そっか。
お母様も辛かったんだ。
そうだよね。会いたいだけなんだよね、それはさくらちゃんも同じ気持ちだったよね。嫌な言い方しちゃって悪かったかな。
「事情はわかりました、これさくらちゃんに渡しますから安心してください。」
私はメモをギュっと握りしめた。
「ありがとう、まゆさん」
「いえ」 え?あ、あれ?私、名前言ったっけ?
そんな疑問を持ちながらも、もしかしたら、これでさくらちゃん喜んでくれるかもって気持ちの方が勝ってしまっていた。
家を出た所で、
「こんにちわぁ」
「?」
知らない女の人に声をかけられた。
知らない・・?
う、ううん、私この人を知っている。
綺麗な顔立ち。さくらちゃんに似てる顔・・総長様と同じ・・瞳。
「!!」この人、あの写真のっ、
「あなた、亜弥の彼女?」
亜弥。総長様の事を呼び捨てにできる人。やっぱりこの人、さくらちゃんの、あのお兄様達のお母さん、
でもてっきり、さくらちゃんの母親ですって言ってくるのかと思った。
なのになんで
「さっき亜弥があなたと歩いてるの見かけちゃって。」
あ、ああそっか、それで。
よく考えてみたら私がさくらちゃんと知り合いだなんて知らないもんね。
「あ、あの、私と総長さんはそういう関係じゃありませんから」
自分の子どもの事が気になるんだ。母親だったら当然だよね、私のお母さんだってあの調子だったし。
そう思ってた。
でも
「総長・・」
「あ、」コレもしかして言っちゃいけなかった?暴走族ってわかっちゃったかな?親としたらは心配だよね、
「あ、あの今のは、」
「まだ、そんなのやって、せっかく私が可愛く産んだっていうのに!使い道無くなるじゃない!」
「え・・」
何言って・・?
「あ、ごめんなさいね、ほら、心配で。ふふ」
そう笑っていたけど、絶対に嘘だ。この人、総長様と同じ瞳をしているくせに感情が一切感じ取れない。
一瞬ゾクっとした。
ああ、ダメダメ、仮にもさくらちゃんのお母さんだ、さくらちゃんが会いたくてしょうがないくらい大好きなお母さんなんだ。
「あなたに一つお願い事をしてもいいかしら」
綺麗な顔で微笑むとお母様は私の手に何かを渡してきた。
見ると、メモらしき紙。
「そこに私の連絡先が書いてあるから、ソレ、亜弥達にわからないようにさくらに渡してくれる?」
え?
「なんで?私が、さくらちゃんとも親しくさせてもらっているって知って・・」
知らないから、さっき、さくらちゃんじゃなくて、総長様の名前を出したんじゃ・・
「親だもの、子どもの事は何でも知ってるわよ。ね、頼まれて。お願い。」
う、//
その瞳で言われるとまるで総長様に頼まれているようで//
「いちお、受け取っておきます」
とだけ答えた。この人の意図が全く読めない。だから、一応って付けた。
「ありがと。くれぐれも亜弥達にはみつからないでね」
二度も念を押された。
疑問が渦巻く。
「・・あの、なんで内緒なんですか?」
「え?」
「お兄さん達だって同じ子どもじゃないですか、別に隠さなくてもいいんじゃないんですか?」内緒、内緒って、
さくらちゃんはお兄さん達からも何も教えてもらえない、お母さんからはお兄さん達に内緒って隠し事ばっか!
それって、さくらちゃんに嘘をつかせてしまうって事なんだよ?
実際、あの写真の時だって、つかなくてもいい嘘をさくらちゃんにつかさせてる。
お兄さん達にも腹がたってきた。
「離婚してるって聞いてる?」
「え、あ・・はい・」なにをいきなり、
「原因は私の浮気。」
「え?」
「だから、物心のついていた上の子達から嫌われてるの、私。」
「あ・・」
「まぁ、自業自得なんだけど。さくらには会いたくて、でも何度、会わせてって言っても一切拒否されて。」
「・・」
そう・・だったんだ。
「近々、仕事の関係で遠くへ行く事になってね、行ったら当分帰ってこられないから、その前に一度だけでもさくらに会っておきたいなと思って、お願いしただけなんだけど、迷惑だったみたいね、ごめんなさいね。」
そう言って、俯いたお母様。
ああ、そっか。
お母様も辛かったんだ。
そうだよね。会いたいだけなんだよね、それはさくらちゃんも同じ気持ちだったよね。嫌な言い方しちゃって悪かったかな。
「事情はわかりました、これさくらちゃんに渡しますから安心してください。」
私はメモをギュっと握りしめた。
「ありがとう、まゆさん」
「いえ」 え?あ、あれ?私、名前言ったっけ?
そんな疑問を持ちながらも、もしかしたら、これでさくらちゃん喜んでくれるかもって気持ちの方が勝ってしまっていた。



