神殺しのクロノスタシス3

そんな感じだった。

放課後学習会に行くのをやめて、『八千代』と顔を会わせるのをやめて。

それから毎日、罰掃除の為に校舎の玄関に行って。

そうしたら、いつの間にか、抜き打ちチェックでツキナがやって来る。

俺がちゃんと罰掃除してるのを確認しても、ツキナは帰らない。

俺がその日の罰掃除を終えるまで、何故かずーっとそこにいて、ぺちゃくちゃとお喋りをする。

俺は、普通に相手をしているつもりなのだが。

ツキナの方は、俺の言葉にいちいち、半泣きになったり驚いたり怒ったり笑ったり。

表情がくるくる変わって、分からない人だ。

でもちょっとからかえば、あっさり騙されて引っ掛かる。

本当に、意味が分からない。

ルーデュニア人って、こういう人種なのだろうか?

不思議な人だ、変な人だと思いながら。

でも、『八千代』と顔を会わせるよりはずっとマシ、と思って、毎日過ごしていたら。

ある日、とんでもないことになった。

きっかけは、簡単な質問だった。

「すぐり君って、好きな食べ物は何なの?」