「どう思う?」
「それで『八千歳』と仲良くなれると思う?」
「それは…やってみないと分からないな」
あれだけ、敵がい心剥き出しだからな。
好きな和菓子をプレゼントしても、食べてくれない可能性はある。
「そもそも、桜餅が好きなのは僕だけであって、『八千歳』も好きなのかどうかは分からないよ」
「まぁ…それはあるな」
和菓子と言っても、幅広いからな。
もしかしたら、同じ和菓子の中でも、桜餅より、みたらし団子や金平糖の方が好きかもしれない。
でも、それはお互い分からないのだから仕方ない。
まずは、令月の好きなものでチャレンジだ。
「『僕これ好きなんだけど、『八千歳』もどう?』って言えば良いんだよ」
「成程。分かった…けど、そこには二つ問題がある」
「何?」
二つ?
「一つ目は、僕が桜餅の作り方を知らない」
「…それは…俺も知らないから、レシピ調べて渡すよ。二つ目は?」
「レポート課題の提出期限が近いから、そんなことしてる暇がない」
「…」
それは…深刻な問題だな。
「…何のレポート?」
「『魔導倫理法』」
あの、めちゃくちゃなこと書いてたレポートか。
よし、分かった。
「『魔導倫理法』のレポートは無視しろ。俺から、イレースに頼んどいてやる」
「本当?良いの?」
「あぁ」
イレースは、眉をひそめるかもしれないが。
いずれにしても、あんなめちゃくちゃなこと書いてるレポートじゃ、再提出になるのは目に見えてるし。
だったら、いっそ桜餅作りに時間を使った方が有意義。
そういうことにしておこう。
「分かった。じゃあ頑張る」
「よし。お前は偉いぞ令月」
その心意気だ。
「それで『八千歳』と仲良くなれると思う?」
「それは…やってみないと分からないな」
あれだけ、敵がい心剥き出しだからな。
好きな和菓子をプレゼントしても、食べてくれない可能性はある。
「そもそも、桜餅が好きなのは僕だけであって、『八千歳』も好きなのかどうかは分からないよ」
「まぁ…それはあるな」
和菓子と言っても、幅広いからな。
もしかしたら、同じ和菓子の中でも、桜餅より、みたらし団子や金平糖の方が好きかもしれない。
でも、それはお互い分からないのだから仕方ない。
まずは、令月の好きなものでチャレンジだ。
「『僕これ好きなんだけど、『八千歳』もどう?』って言えば良いんだよ」
「成程。分かった…けど、そこには二つ問題がある」
「何?」
二つ?
「一つ目は、僕が桜餅の作り方を知らない」
「…それは…俺も知らないから、レシピ調べて渡すよ。二つ目は?」
「レポート課題の提出期限が近いから、そんなことしてる暇がない」
「…」
それは…深刻な問題だな。
「…何のレポート?」
「『魔導倫理法』」
あの、めちゃくちゃなこと書いてたレポートか。
よし、分かった。
「『魔導倫理法』のレポートは無視しろ。俺から、イレースに頼んどいてやる」
「本当?良いの?」
「あぁ」
イレースは、眉をひそめるかもしれないが。
いずれにしても、あんなめちゃくちゃなこと書いてるレポートじゃ、再提出になるのは目に見えてるし。
だったら、いっそ桜餅作りに時間を使った方が有意義。
そういうことにしておこう。
「分かった。じゃあ頑張る」
「よし。お前は偉いぞ令月」
その心意気だ。


