俺は、裏庭を回って、使えそうな枝を何本か拾い集め。
更に、ベリクリーデが買ってきていたロープを拝借して、自分で火起こしセットを作った。
「…よし、じゃあ熾すか」
「…?ジュリス…」
「何だよ?」
「ジュリスも、子供みたいだね」
「は?」
見た目は大人、中身は子供の代名詞が、何言ってんの?
好奇心いっぱいの顔で。
「こんな工作で遊ぶなんて、ジュリスも少年みたいなところがあっ、」
「おい待て、工作じゃねぇ。火起こしの道具だこれは」
枝を拾って、玩具を作った訳じゃねぇよ。
暇さえあれば、どんぐりだの松ぼっくりだの拾ってるお前と、一緒にするんじゃねぇ。
「?でもそんなの、本に書いてなかったよ」
「これは弓錐式火起こしって言ってな、ここ、弓みたいになってるだろ?」
「?うん」
「これを利用して、根気良く擦るんだよ。そうしたら、摩擦で熱が出来るから…」
俺は、早速自作の弓錐式火起こし道具を使って、火起こしを始めた。
やったことある人なら分かると思うが、これ、結構コツも要るし、根気も体力も要る作業なんだよ。
昔何度もやったことがあるから、経験はあるのだが…。
最近は、っつーか俺達魔導師だから、こんな古典的な方法を使わなくても。
杖の一振りで、炎魔法によって簡単に火をつけられるのだが。
何だかベリクリーデ、本格的なキャンプにこだわってるみたいだから。
今回は魔法に頼らず、弓錐式で原始的な火起こしを試してみようと思った。
久し振りだから、時間かかるかもしれないと思ったが。
「あ、ジュリス。湯気出てきた」
煙な。
手に力入らなくなるから、アホなこと言うのやめろ。
しかし。
ものの5分足らずで、煙発生。
火種が出来たところに、息を吹き掛けて、点火。
拾い集めてきた焚き木に、ポイッと放り投げると。
焚き木が、パチパチと燃え始めた。
ほい、一丁上がり。
「わー。ジュリス凄い」
「まぁ、ざっとこんなもんだよ」
久々にやったが、身体が覚えてるもんだな。
あー、腕筋肉痛になりそう。
でも火はつけられたし、よかっ、
「ねぇジュリス、私一個気づいたことがあるんだけど」
「…何だよ?」
「そういえば私魔導師だから、魔法使って火をつけられるんだった」
「…」
…思い出したの、今かよ。
…俺の苦労って…。
更に、ベリクリーデが買ってきていたロープを拝借して、自分で火起こしセットを作った。
「…よし、じゃあ熾すか」
「…?ジュリス…」
「何だよ?」
「ジュリスも、子供みたいだね」
「は?」
見た目は大人、中身は子供の代名詞が、何言ってんの?
好奇心いっぱいの顔で。
「こんな工作で遊ぶなんて、ジュリスも少年みたいなところがあっ、」
「おい待て、工作じゃねぇ。火起こしの道具だこれは」
枝を拾って、玩具を作った訳じゃねぇよ。
暇さえあれば、どんぐりだの松ぼっくりだの拾ってるお前と、一緒にするんじゃねぇ。
「?でもそんなの、本に書いてなかったよ」
「これは弓錐式火起こしって言ってな、ここ、弓みたいになってるだろ?」
「?うん」
「これを利用して、根気良く擦るんだよ。そうしたら、摩擦で熱が出来るから…」
俺は、早速自作の弓錐式火起こし道具を使って、火起こしを始めた。
やったことある人なら分かると思うが、これ、結構コツも要るし、根気も体力も要る作業なんだよ。
昔何度もやったことがあるから、経験はあるのだが…。
最近は、っつーか俺達魔導師だから、こんな古典的な方法を使わなくても。
杖の一振りで、炎魔法によって簡単に火をつけられるのだが。
何だかベリクリーデ、本格的なキャンプにこだわってるみたいだから。
今回は魔法に頼らず、弓錐式で原始的な火起こしを試してみようと思った。
久し振りだから、時間かかるかもしれないと思ったが。
「あ、ジュリス。湯気出てきた」
煙な。
手に力入らなくなるから、アホなこと言うのやめろ。
しかし。
ものの5分足らずで、煙発生。
火種が出来たところに、息を吹き掛けて、点火。
拾い集めてきた焚き木に、ポイッと放り投げると。
焚き木が、パチパチと燃え始めた。
ほい、一丁上がり。
「わー。ジュリス凄い」
「まぁ、ざっとこんなもんだよ」
久々にやったが、身体が覚えてるもんだな。
あー、腕筋肉痛になりそう。
でも火はつけられたし、よかっ、
「ねぇジュリス、私一個気づいたことがあるんだけど」
「…何だよ?」
「そういえば私魔導師だから、魔法使って火をつけられるんだった」
「…」
…思い出したの、今かよ。
…俺の苦労って…。


