…とりあえず。
「…松ぼっくりは要らねぇ。あと、俺はお前と付き合うつもりもねぇ」
「!」
ガーン!みたいな顔になるベリクリーデ。
「何で?こう言って松ぼっくり渡したら、皆松ぼっくり受け取ってくれたよ?」
「…」
そうか。
何となく、話が読めてきた。
お前は、好きとか嫌いとか、恋愛感情とか何も知らず。
何処からか仕入れてきた、謎の知識を実践しようと。
松ぼっくりを拾い集めてきて、結婚指輪代わりに。
自分の部下の男性達相手に、さっきの文言と共に、松ぼっくりを差し出してきたんだな?
で、相手がその松ぼっくりを受け取ってくれたら、告白成功だと、勝手に勘違いしているだけ。
そりゃあ、お前が今まで告白してきたのは、お前の部下だからな。
上司が、あくまで好意で松ぼっくりをくれようとしているのに。
無下に断るのも気が引けるから、仕方なく松ぼっくりを受け取っていたのだろう。
で、ベリクリーデはそれで、彼氏成立と思い込んでいたと。
物凄い脱力したと共に、心底安心した気分だ。
「…ベリクリーデ」
「?何?」
「俺は今、お前が馬鹿で、心の底から良かったと思ってるよ」
「…??ありがとう」
褒めてはないけどな。
ひとまず、俺達が世間一般的に考える「彼氏」なんて、ベリクリーデには存在しないことが分かったので。
とりあえず、お前のその間違った努力と、間違った知識の源をハッキリさせよう。
ベリクリーデが、自発的に女子力を上げようと、刺繍や化粧やお洒落などに手を出すはずがないからな。
何か、誰か、入れ知恵した奴がいるはずだ。
「ベリクリーデ」
「なぁに?」
「お前、さっきからじょしりょ…いや、『じょしちから』を上げるんだと言ってたが」
「うん」
「何処で、そんな知識を仕入れてきた?」
「これ」
ベリクリーデは、サッ、と。
一冊の本を取り出した。
その本のタイトルは、
『猿でも分かる!モテ女になる方法』
「…成程」
もう、この本のタイトルだけで。
ベリクリーデの、奇妙な行動の意味が分かった。
全ての原因は、その本だな。
「…松ぼっくりは要らねぇ。あと、俺はお前と付き合うつもりもねぇ」
「!」
ガーン!みたいな顔になるベリクリーデ。
「何で?こう言って松ぼっくり渡したら、皆松ぼっくり受け取ってくれたよ?」
「…」
そうか。
何となく、話が読めてきた。
お前は、好きとか嫌いとか、恋愛感情とか何も知らず。
何処からか仕入れてきた、謎の知識を実践しようと。
松ぼっくりを拾い集めてきて、結婚指輪代わりに。
自分の部下の男性達相手に、さっきの文言と共に、松ぼっくりを差し出してきたんだな?
で、相手がその松ぼっくりを受け取ってくれたら、告白成功だと、勝手に勘違いしているだけ。
そりゃあ、お前が今まで告白してきたのは、お前の部下だからな。
上司が、あくまで好意で松ぼっくりをくれようとしているのに。
無下に断るのも気が引けるから、仕方なく松ぼっくりを受け取っていたのだろう。
で、ベリクリーデはそれで、彼氏成立と思い込んでいたと。
物凄い脱力したと共に、心底安心した気分だ。
「…ベリクリーデ」
「?何?」
「俺は今、お前が馬鹿で、心の底から良かったと思ってるよ」
「…??ありがとう」
褒めてはないけどな。
ひとまず、俺達が世間一般的に考える「彼氏」なんて、ベリクリーデには存在しないことが分かったので。
とりあえず、お前のその間違った努力と、間違った知識の源をハッキリさせよう。
ベリクリーデが、自発的に女子力を上げようと、刺繍や化粧やお洒落などに手を出すはずがないからな。
何か、誰か、入れ知恵した奴がいるはずだ。
「ベリクリーデ」
「なぁに?」
「お前、さっきからじょしりょ…いや、『じょしちから』を上げるんだと言ってたが」
「うん」
「何処で、そんな知識を仕入れてきた?」
「これ」
ベリクリーデは、サッ、と。
一冊の本を取り出した。
その本のタイトルは、
『猿でも分かる!モテ女になる方法』
「…成程」
もう、この本のタイトルだけで。
ベリクリーデの、奇妙な行動の意味が分かった。
全ての原因は、その本だな。


