―――――――…回復魔法と同時に、催眠魔法をかけてやると。
ベリクリーデは、意識を失うように眠りについた。
回復魔法のお陰で、少しは血色が戻ったな。
だが、完全回復には程遠い。
王都に戻って、しばらく静養させなければならないだろう。
…で。
その前に。
「…よくもやってくれたな、お前ら」
俺とベリクリーデを取り囲む、桔梗谷の連中を見渡した。
全員が俺に敵意を向けていたが、俺は怖くも何ともなかった。
…良かったな、お前ら。今の俺が聖魔騎士団で。
そうでなかったら、お前らをただでは済まさないところだった。
「…ベリクリーデは返してもらう。失せろ」
「…!」
俺の気迫にたじろいだのか、村人達は一歩、二歩と後ずさったが。
腰を抜かしていた婆さんだけは、俺に食って掛かった。
「お、お前…!この、不浄な土地の、罰当たり共め!我らの生き神様を返せ!」
「こいつは生き神様じゃねぇ!」
そりゃ確かに、聖なる神を宿したベリクリーデは、言い様によっては生き神様なのかもしれないが。
少なくとも、こいつらが思う、この土地を守る「生き神様」ではない。
ベリクリーデは、意識を失うように眠りについた。
回復魔法のお陰で、少しは血色が戻ったな。
だが、完全回復には程遠い。
王都に戻って、しばらく静養させなければならないだろう。
…で。
その前に。
「…よくもやってくれたな、お前ら」
俺とベリクリーデを取り囲む、桔梗谷の連中を見渡した。
全員が俺に敵意を向けていたが、俺は怖くも何ともなかった。
…良かったな、お前ら。今の俺が聖魔騎士団で。
そうでなかったら、お前らをただでは済まさないところだった。
「…ベリクリーデは返してもらう。失せろ」
「…!」
俺の気迫にたじろいだのか、村人達は一歩、二歩と後ずさったが。
腰を抜かしていた婆さんだけは、俺に食って掛かった。
「お、お前…!この、不浄な土地の、罰当たり共め!我らの生き神様を返せ!」
「こいつは生き神様じゃねぇ!」
そりゃ確かに、聖なる神を宿したベリクリーデは、言い様によっては生き神様なのかもしれないが。
少なくとも、こいつらが思う、この土地を守る「生き神様」ではない。


