チョコアイスしか選択肢がないとはいえ、休憩タイムが来たので。
天音と、精神世界でイチャつき中だったナジュも呼んできて。
学院長室に集まり、皆でチョコアイスを食べていると。
ふと、令月が言った。
「…ところで」
「どうした?」
「この間、ヴァルシーナが攻めてきたときに」
「?」
「ポーカーっていうゲームをやってたよね?」
…あ。
令月が言わんとすることを、俺も思い出した。
「あれ、負けた人は焼肉奢るんだよね?」
「…」
満面笑みで、チョコアイスを頬張っていた、
シルナの手が、ピタリと止まった。
思い出したな、お前も。
そうだよ。
どさくさに紛れて、なかったことにしてもらっちゃ困るな。
「そういえば言ってましたね。危うく反故にされるところでした」
「そうそう、見事に十連敗した、無様な人がいますからね〜。奢ってもらわないと困りますね」
「うっ、ぐ…き、君達…。そういうことは忘れないね…」
まぁな。
「『一度した約束はちゃんと守りましょう』って、全校集会で言ってたよな?」
「ぐぬぬ…」
今こそ、有言実行のときだ。
「学院長が、約束を破る訳にはいかないよなぁ?」
「うぅ…。分かったよ…」
宜しい。
よく思い出したぞ、令月。でかした。
しかし。
「お待ち下さい」
イレースが、ストップをかけた。
「…!イレースちゃん!私を庇ってくれ、」
「学院長が約束を履行するのは、当然の義務として」
「…」
残念だったな。
庇ってはくれないみたいだぞ。
「遊びに行くのは、二人の宿題が終わってからです」
ピシャリとそう言うイレース。
あー…。そういうことね。
遊ぶのは良いが、やるべきことはちゃんとやってから遊べ、って。
「えぇー…。いーじゃん、そんなの別に…」
「駄目です」
「僕は別に良いよ。もうほとんど終わってるし」
と、令月。
「嘘でしょ。『八千代』いつの間に?」
「え?夜とか…。筋トレの合間に」
何をやってるんだ。
夜は寝ろ。成長期だろ。
「『八千代』に先を越されるなんて。わかったよー…。俺も今夜中に終わらせるよ」
「徹夜は良いが、ちゃんと寝ろよ?」
すぐりくらいの歳だったら…。せめて、日付が変わる時間くらいには。
しかし。
「あはは、だいじょーぶだいじょーぶ。暗殺者時代は、2日寝ないとかふつーだったし。余裕」
何が余裕だ。
「馬鹿。ちゃんと寝ろ」
夜中に抜き打ちチェックしに行くぞ。
強制的に、ベッドに縛り付けてやろうか。
いや駄目だ。素人が縛ったくらいじゃ、こいつ絶対脱出する。
「…ともあれ」
と、ナジュがチョコアイスを口に入れて言った。
「お二人の宿題が終わったら、学院長の奢りで焼肉パーティってことで!」
「精々、財布を厚くしておくんですね」
「あうぅ…」
シルナには悪いが。
俺達の夏休みは、まだ終わっていないぞ。
天音と、精神世界でイチャつき中だったナジュも呼んできて。
学院長室に集まり、皆でチョコアイスを食べていると。
ふと、令月が言った。
「…ところで」
「どうした?」
「この間、ヴァルシーナが攻めてきたときに」
「?」
「ポーカーっていうゲームをやってたよね?」
…あ。
令月が言わんとすることを、俺も思い出した。
「あれ、負けた人は焼肉奢るんだよね?」
「…」
満面笑みで、チョコアイスを頬張っていた、
シルナの手が、ピタリと止まった。
思い出したな、お前も。
そうだよ。
どさくさに紛れて、なかったことにしてもらっちゃ困るな。
「そういえば言ってましたね。危うく反故にされるところでした」
「そうそう、見事に十連敗した、無様な人がいますからね〜。奢ってもらわないと困りますね」
「うっ、ぐ…き、君達…。そういうことは忘れないね…」
まぁな。
「『一度した約束はちゃんと守りましょう』って、全校集会で言ってたよな?」
「ぐぬぬ…」
今こそ、有言実行のときだ。
「学院長が、約束を破る訳にはいかないよなぁ?」
「うぅ…。分かったよ…」
宜しい。
よく思い出したぞ、令月。でかした。
しかし。
「お待ち下さい」
イレースが、ストップをかけた。
「…!イレースちゃん!私を庇ってくれ、」
「学院長が約束を履行するのは、当然の義務として」
「…」
残念だったな。
庇ってはくれないみたいだぞ。
「遊びに行くのは、二人の宿題が終わってからです」
ピシャリとそう言うイレース。
あー…。そういうことね。
遊ぶのは良いが、やるべきことはちゃんとやってから遊べ、って。
「えぇー…。いーじゃん、そんなの別に…」
「駄目です」
「僕は別に良いよ。もうほとんど終わってるし」
と、令月。
「嘘でしょ。『八千代』いつの間に?」
「え?夜とか…。筋トレの合間に」
何をやってるんだ。
夜は寝ろ。成長期だろ。
「『八千代』に先を越されるなんて。わかったよー…。俺も今夜中に終わらせるよ」
「徹夜は良いが、ちゃんと寝ろよ?」
すぐりくらいの歳だったら…。せめて、日付が変わる時間くらいには。
しかし。
「あはは、だいじょーぶだいじょーぶ。暗殺者時代は、2日寝ないとかふつーだったし。余裕」
何が余裕だ。
「馬鹿。ちゃんと寝ろ」
夜中に抜き打ちチェックしに行くぞ。
強制的に、ベッドに縛り付けてやろうか。
いや駄目だ。素人が縛ったくらいじゃ、こいつ絶対脱出する。
「…ともあれ」
と、ナジュがチョコアイスを口に入れて言った。
「お二人の宿題が終わったら、学院長の奢りで焼肉パーティってことで!」
「精々、財布を厚くしておくんですね」
「あうぅ…」
シルナには悪いが。
俺達の夏休みは、まだ終わっていないぞ。


