「あーっ!キュレム君ルイーシュ君〜!よく来てくれたね!アイスココア如何?」
「ココアより、アイスティーの方が良いです」
「分かった!準備してくるね〜」
飼い主に命じられたワンコのように、飲み物を用意しにいくシルナである。
で、キュレムは。
「お前な…少しは遠慮しろよ」
「何でですか?今日は俺達から来たんじゃなくて、わざわざ呼び出されたのを来てあげたんだから、存分にもてなしてもらっても、バチは当たらないでしょう」
正論ではある。
今日は、俺の方から二人を呼んだ。
「忙しい中悪いんだか、ちょっと時間を見つけてこっちに来られないか」と。
そして、今日来てくれた。
どうもご苦労様。
「はいはい、飲み物用意したよ〜。あとケーキも!好きなのどーぞ」
「どうも。じゃあ学院長が一番好きな、チョコレートケーキを頂きま〜す」
「あぁっ!私が密かに楽しみにしてたチョコケーキを!」
ルイーシュ、一切の容赦なし。
「お前は最低だな…」
ポツリと呟いていたが、まぁ、ルイーシュは昔からこんな奴だから。
それでも実力は確かだから、憎めない。
「それにしても、今日はよく来てくれたね〜。前回私達が魔導部隊の隊舎を訪ねたときは、二人共いなかったもんね」
そういえば、そうだっけな。
他の大隊長達にはほとんど会えたが、キュレムとルイーシュには会えなかった。
「任務で駆り出されてたんでね…」
と、溜め息混じりのキュレム。
本当お疲れ様。
「コイツ、任務中すーぐどっか行こうとすんの。そもそも任務があるって分かってて、平気で寝坊と遅刻を繰り返すし。毎度毎度、動きたくなーいとか言ってるルイーシュのケツを蹴っ飛ばしてるの、俺だよ?分かる?この苦しみ。こんな奴が相棒なの。マジつれぇわ」
「そうか…。そうだな、相棒が自堕落だと、苦労するよな。分かるよ…」
「…羽久?それはもしかして…私のことじゃないよね?」
他に誰がいるんだ?
すると、ちゃっかりチョコレートケーキを食べ終えたルイーシュが、足を組んで言った。
「それで?俺は今日、超忙しい中、真面目に招集に応じた訳ですが」
「嘘つけ。予定なんかなかった癖に、案の定遅刻してきただろ」
「一体何の用事なんですか?」
キュレムが横から口を挟んだが、完全スルー。
そうか、案の定遅刻してきたか。
それを無理矢理、キュレムが引っ張って連れてきたんだな。
いつも本当にご苦労様。
で、用事な。
「実は、頼みたいことがあるんだが」
ルイーシュのことだから、「えーやだ」とか言うんだろうな。
…と、思ったが。
「そうですか。良いですよ」
「えっ」
何故か、快諾されてしまった。
絶対断られると思ったから、説得には時間がかかると覚悟していたのだが。
そんなあっさり承諾されるとは。
ルイーシュ、お前も少しは真面目に…、
「どんな用事でも、『キュレムさんが』ズバッと解決してあげますから。何の心配も要りませんよ」
「おい。何で俺限定なんだよ自分も動け!」
「…」
…そういうことね。
ルイーシュは、やっぱりルイーシュだった。
自分は動かないが、キュレムが動くと。
成程こんなのが相棒じゃ、そりゃ苦労もするよ。
「残念だが、これはキュレムとルイーシュ二人じゃないと、頼めないことなんだ」
「…」
「だから、ルイーシュも協力してくれ」
「…」
俺が頼むと、ルイーシュは無言だったが。
超、物凄く嫌そうな顔で答えてくれた。
その顔を見れば分かる。
嫌なんだな。分かった。うん。
そうだろうと思ってたよ。
「ココアより、アイスティーの方が良いです」
「分かった!準備してくるね〜」
飼い主に命じられたワンコのように、飲み物を用意しにいくシルナである。
で、キュレムは。
「お前な…少しは遠慮しろよ」
「何でですか?今日は俺達から来たんじゃなくて、わざわざ呼び出されたのを来てあげたんだから、存分にもてなしてもらっても、バチは当たらないでしょう」
正論ではある。
今日は、俺の方から二人を呼んだ。
「忙しい中悪いんだか、ちょっと時間を見つけてこっちに来られないか」と。
そして、今日来てくれた。
どうもご苦労様。
「はいはい、飲み物用意したよ〜。あとケーキも!好きなのどーぞ」
「どうも。じゃあ学院長が一番好きな、チョコレートケーキを頂きま〜す」
「あぁっ!私が密かに楽しみにしてたチョコケーキを!」
ルイーシュ、一切の容赦なし。
「お前は最低だな…」
ポツリと呟いていたが、まぁ、ルイーシュは昔からこんな奴だから。
それでも実力は確かだから、憎めない。
「それにしても、今日はよく来てくれたね〜。前回私達が魔導部隊の隊舎を訪ねたときは、二人共いなかったもんね」
そういえば、そうだっけな。
他の大隊長達にはほとんど会えたが、キュレムとルイーシュには会えなかった。
「任務で駆り出されてたんでね…」
と、溜め息混じりのキュレム。
本当お疲れ様。
「コイツ、任務中すーぐどっか行こうとすんの。そもそも任務があるって分かってて、平気で寝坊と遅刻を繰り返すし。毎度毎度、動きたくなーいとか言ってるルイーシュのケツを蹴っ飛ばしてるの、俺だよ?分かる?この苦しみ。こんな奴が相棒なの。マジつれぇわ」
「そうか…。そうだな、相棒が自堕落だと、苦労するよな。分かるよ…」
「…羽久?それはもしかして…私のことじゃないよね?」
他に誰がいるんだ?
すると、ちゃっかりチョコレートケーキを食べ終えたルイーシュが、足を組んで言った。
「それで?俺は今日、超忙しい中、真面目に招集に応じた訳ですが」
「嘘つけ。予定なんかなかった癖に、案の定遅刻してきただろ」
「一体何の用事なんですか?」
キュレムが横から口を挟んだが、完全スルー。
そうか、案の定遅刻してきたか。
それを無理矢理、キュレムが引っ張って連れてきたんだな。
いつも本当にご苦労様。
で、用事な。
「実は、頼みたいことがあるんだが」
ルイーシュのことだから、「えーやだ」とか言うんだろうな。
…と、思ったが。
「そうですか。良いですよ」
「えっ」
何故か、快諾されてしまった。
絶対断られると思ったから、説得には時間がかかると覚悟していたのだが。
そんなあっさり承諾されるとは。
ルイーシュ、お前も少しは真面目に…、
「どんな用事でも、『キュレムさんが』ズバッと解決してあげますから。何の心配も要りませんよ」
「おい。何で俺限定なんだよ自分も動け!」
「…」
…そういうことね。
ルイーシュは、やっぱりルイーシュだった。
自分は動かないが、キュレムが動くと。
成程こんなのが相棒じゃ、そりゃ苦労もするよ。
「残念だが、これはキュレムとルイーシュ二人じゃないと、頼めないことなんだ」
「…」
「だから、ルイーシュも協力してくれ」
「…」
俺が頼むと、ルイーシュは無言だったが。
超、物凄く嫌そうな顔で答えてくれた。
その顔を見れば分かる。
嫌なんだな。分かった。うん。
そうだろうと思ってたよ。


