しかし。
「僕の料理の腕前は、こんなに上がってるのに…。何であなたは駄目なんですかねぇ…」
「うぉえっ…気持ち悪…」
「生じゃないんですよ、これ。焼きトマト。焼いてありますからほら」
「無理無理、だってそれもう…脳みそじゃん!皮にシワ寄ってさぁ…完全に脳みその食品サンプルじゃん!」
脳みそはこんなに真っ赤じゃないでしょう。
それはともかく。
すぐりさんは、やっぱり丸ごとのトマトが駄目らしく。
チーズ焼きにしても、ファルシにしても駄目。
何度も言うが、僕の料理の腕前に問題がある訳ではない。
だって、廊下で捕まえた他の生徒達は、皆美味しいって食べてくれましたし。
一応すぐりさんも、ミートソースや、チキンのトマト煮は食べられた。
しかし、卵とトマトの炒め物や、トマトのマリネは駄目だった。
つまり、トマトの形が残っていたらNGで、なくなっていればOKらしい。
ちなみに、プチトマトも駄目だった。
ようは、あのトマトの種のプチプチ感と、独特の酸味が駄目なんだな。
分からなくはない。
最近よくある、フルーツトマトとかはどうなんだろう?
どうやら見た目も嫌悪してるみたいだから、フルーツトマトでも拒否されそうだが。
「無理。匂いで吐きそう」
「…」
ナスと違って、トマトは結構、匂いがありますからね。
ある意味、ナスより難敵。
しかし、料理の幅としては、トマトの方が応用が利く気がする。
で、思いっきりトマトに及び腰のすぐりさんだが。
「…それでもあなた、トマト丸かじりするんでしょ?ツキナさんと」
「うぐっ…」
「だったら、焼きトマトくらい食べられなくてどうしますか」
「うぅ…そーなんだけど…そーなんだけどさぁ…」
焼きトマトが駄目なら、生のトマトなんて夢のまた夢。
「どう見ても脳みそじゃん…。何考えてるの人類…。こんなの平気で食べられるとか…イカれてるとしか思えないでしょ…」
「…」
全国のトマト好き、激怒。
「俺には無理だよ…」
「じゃ、カミングアウトするしかないですね」
俺、トマト駄目なんだよ、って。
今度こそ、正直に告白すれば良い。
素直が一番。僕を見習ってくれ。
「…そんなこと言ったら、ツキナ悲しむじゃん」
「…それは仕方ないでしょ。あなたが食べらないのが悪いんですから」
「そしたら俺が、ツキナを悲しませたってことになるじゃん!やだよ!」
「…」
「…何で黙るのさ!」
「いや、もう面倒臭いなぁって…」
そもそも、何で僕、毎日調理室に通ってるんだろう。
「僕の料理の腕前は、こんなに上がってるのに…。何であなたは駄目なんですかねぇ…」
「うぉえっ…気持ち悪…」
「生じゃないんですよ、これ。焼きトマト。焼いてありますからほら」
「無理無理、だってそれもう…脳みそじゃん!皮にシワ寄ってさぁ…完全に脳みその食品サンプルじゃん!」
脳みそはこんなに真っ赤じゃないでしょう。
それはともかく。
すぐりさんは、やっぱり丸ごとのトマトが駄目らしく。
チーズ焼きにしても、ファルシにしても駄目。
何度も言うが、僕の料理の腕前に問題がある訳ではない。
だって、廊下で捕まえた他の生徒達は、皆美味しいって食べてくれましたし。
一応すぐりさんも、ミートソースや、チキンのトマト煮は食べられた。
しかし、卵とトマトの炒め物や、トマトのマリネは駄目だった。
つまり、トマトの形が残っていたらNGで、なくなっていればOKらしい。
ちなみに、プチトマトも駄目だった。
ようは、あのトマトの種のプチプチ感と、独特の酸味が駄目なんだな。
分からなくはない。
最近よくある、フルーツトマトとかはどうなんだろう?
どうやら見た目も嫌悪してるみたいだから、フルーツトマトでも拒否されそうだが。
「無理。匂いで吐きそう」
「…」
ナスと違って、トマトは結構、匂いがありますからね。
ある意味、ナスより難敵。
しかし、料理の幅としては、トマトの方が応用が利く気がする。
で、思いっきりトマトに及び腰のすぐりさんだが。
「…それでもあなた、トマト丸かじりするんでしょ?ツキナさんと」
「うぐっ…」
「だったら、焼きトマトくらい食べられなくてどうしますか」
「うぅ…そーなんだけど…そーなんだけどさぁ…」
焼きトマトが駄目なら、生のトマトなんて夢のまた夢。
「どう見ても脳みそじゃん…。何考えてるの人類…。こんなの平気で食べられるとか…イカれてるとしか思えないでしょ…」
「…」
全国のトマト好き、激怒。
「俺には無理だよ…」
「じゃ、カミングアウトするしかないですね」
俺、トマト駄目なんだよ、って。
今度こそ、正直に告白すれば良い。
素直が一番。僕を見習ってくれ。
「…そんなこと言ったら、ツキナ悲しむじゃん」
「…それは仕方ないでしょ。あなたが食べらないのが悪いんですから」
「そしたら俺が、ツキナを悲しませたってことになるじゃん!やだよ!」
「…」
「…何で黙るのさ!」
「いや、もう面倒臭いなぁって…」
そもそも、何で僕、毎日調理室に通ってるんだろう。


