これだけの殺気を、飛ばしてやったにも関わらず。
鬼頭夜陰は、少しも動じていなかった。
何処から来るんだ、その自信は…。
「ここで死ぬのは、貴様らの方だ」
鬼頭の、背後から。
気配を消していた黒服の暗殺者達が、ゆらりと姿を見せた。
…あれらも、恐らく。
令月やすぐりと同じく、『終日組』のメンバーなのだろう。
おまけに、体格からして、令月やすぐりとは違って、子供じゃない。大人だ。
いるんじゃないかよ。大人の暗殺者達も。
「あくまで手を下すのはお前じゃなくて、お前の手下って訳か」
自分の教え子達が戦うなら、自分も共に戦うと言って聞かない、シルナを見習ったらどうだ。
何処までも何処までも、虫酸が走る。
自分は手を汚さない。自分は安全なところに突っ立って、命を懸けさせるのは己の部下だけ。
許さない。
許せない。
こいつだけは。
こちらは手負いだ。すぐりは囚われたままだし、令月も本調子とは程遠い。
ナジュは死なないけど死にかけで、天音とイレースは、そのナジュの解毒の為に動けない。
まともに戦えるのは、俺とシルナのみ。
しかもここは、暗殺者達のホームグラウンド。
劣勢なのは分かっている。
だが、やらなければならないことがある。
「…上等だこの野郎。掛かってこい」
劣勢?だからどうした。
そんなことで、俺達の闘志が損なわれると思ったら、大きな間違い…。
しかし。
「に…げ、て」
「!?」
『薄暮』に、身体の自由を奪われたままのすぐりが。
掠れた声で、俺達にそう言った。
鬼頭夜陰は、少しも動じていなかった。
何処から来るんだ、その自信は…。
「ここで死ぬのは、貴様らの方だ」
鬼頭の、背後から。
気配を消していた黒服の暗殺者達が、ゆらりと姿を見せた。
…あれらも、恐らく。
令月やすぐりと同じく、『終日組』のメンバーなのだろう。
おまけに、体格からして、令月やすぐりとは違って、子供じゃない。大人だ。
いるんじゃないかよ。大人の暗殺者達も。
「あくまで手を下すのはお前じゃなくて、お前の手下って訳か」
自分の教え子達が戦うなら、自分も共に戦うと言って聞かない、シルナを見習ったらどうだ。
何処までも何処までも、虫酸が走る。
自分は手を汚さない。自分は安全なところに突っ立って、命を懸けさせるのは己の部下だけ。
許さない。
許せない。
こいつだけは。
こちらは手負いだ。すぐりは囚われたままだし、令月も本調子とは程遠い。
ナジュは死なないけど死にかけで、天音とイレースは、そのナジュの解毒の為に動けない。
まともに戦えるのは、俺とシルナのみ。
しかもここは、暗殺者達のホームグラウンド。
劣勢なのは分かっている。
だが、やらなければならないことがある。
「…上等だこの野郎。掛かってこい」
劣勢?だからどうした。
そんなことで、俺達の闘志が損なわれると思ったら、大きな間違い…。
しかし。
「に…げ、て」
「!?」
『薄暮』に、身体の自由を奪われたままのすぐりが。
掠れた声で、俺達にそう言った。


