「令月!!」
「…」
すんでのところで後方に飛び退き、首の切断は免れたものの。
令月の首筋から、大量の血が溢れ出していた。
小太刀を地面に落とし、片手で出血部を押さえ。
令月は、苦しそうに血を吐いた。
即死は免れた。
だが、放置すれば数分で失血死する。
「令月君…!」
シルナが、瞬時に令月に回復魔法をかけ、止血した。
これで失血死は避けられるが、しかし、身体に負ったダメージと、失った血が戻る訳ではない。
令月の息は荒く、肩が大きく上下していた。
そして、重症を負っているのは、令月だけではない。
「ぐ…ぅ…」
無理矢理身体を動かされたすぐりの腕が、玩具のように壊されていた。
右腕は関節が外れ、雑巾を絞ったように捻られ。
左手首はポッキリと折れ、手のひらが地面に垂れ下がっている。
倒れそうになったところを、無理矢理立たされた為に、脚も負傷しているらしく。
左脚が、おかしな方向に曲がっていた。
本当は、立っていることも出来ない身体になっている。
そして。
無理矢理、自分の限界を超えて魔力を使わされている為だろう。
令月と同じく、すぐりも苦しそうに血を吐き、目は虚ろになっていた。
魔力も体力も、もう限界なのだ。
当たり前だ。
魔力は無限ではない。それなのにあんな猛攻を、長時間続けられるはずがない。
明らかに、身体も痛みも、限界を越えている。
それなのに。
「あぐっ…!あっ…うぅ…!」
令月に断ち切られ、最早再生することも不可能なほどに消耗しているはずの、すぐりの身体から。
すぐりの肉体を切り裂くような音を立てて、再び黒いワイヤーが生えた。
もう、あんなものを再生する力は残ってないはずなのに。
無理矢理、すぐりの身体を操って…!
すぐりの目は虚ろで、身体はだらりと垂れ下がり、半ば意識を失いかけていた。
それなのに、『薄暮』によって、無理矢理立たされていた。
まるで、死ぬまで戦えと言わんばかりに…。
「…」
すんでのところで後方に飛び退き、首の切断は免れたものの。
令月の首筋から、大量の血が溢れ出していた。
小太刀を地面に落とし、片手で出血部を押さえ。
令月は、苦しそうに血を吐いた。
即死は免れた。
だが、放置すれば数分で失血死する。
「令月君…!」
シルナが、瞬時に令月に回復魔法をかけ、止血した。
これで失血死は避けられるが、しかし、身体に負ったダメージと、失った血が戻る訳ではない。
令月の息は荒く、肩が大きく上下していた。
そして、重症を負っているのは、令月だけではない。
「ぐ…ぅ…」
無理矢理身体を動かされたすぐりの腕が、玩具のように壊されていた。
右腕は関節が外れ、雑巾を絞ったように捻られ。
左手首はポッキリと折れ、手のひらが地面に垂れ下がっている。
倒れそうになったところを、無理矢理立たされた為に、脚も負傷しているらしく。
左脚が、おかしな方向に曲がっていた。
本当は、立っていることも出来ない身体になっている。
そして。
無理矢理、自分の限界を超えて魔力を使わされている為だろう。
令月と同じく、すぐりも苦しそうに血を吐き、目は虚ろになっていた。
魔力も体力も、もう限界なのだ。
当たり前だ。
魔力は無限ではない。それなのにあんな猛攻を、長時間続けられるはずがない。
明らかに、身体も痛みも、限界を越えている。
それなのに。
「あぐっ…!あっ…うぅ…!」
令月に断ち切られ、最早再生することも不可能なほどに消耗しているはずの、すぐりの身体から。
すぐりの肉体を切り裂くような音を立てて、再び黒いワイヤーが生えた。
もう、あんなものを再生する力は残ってないはずなのに。
無理矢理、すぐりの身体を操って…!
すぐりの目は虚ろで、身体はだらりと垂れ下がり、半ば意識を失いかけていた。
それなのに、『薄暮』によって、無理矢理立たされていた。
まるで、死ぬまで戦えと言わんばかりに…。


