お前が殺したんじゃないか、って。
お前が殺した癖に、お前はのうのうと生き残って、改心して裏切って。
その癖、恥知らずにもお前が埋葬するのかよ、って。
そう言われるだろうね。
『玉響』は、きっと思ってるだろうなー。
お前にだけは、看取って欲しくねぇよ、って。
「…ごめん」
本当にごめん。
そんな言葉で、許されるなんて思ってない。
今まで俺が殺した人全部。
そんな簡単な言葉で、許されるなんて思ってない。
一生をかけて、いや…一生をかけても、許されない罪だろう。
これから先、誰を救おうと、誰を助けようと、世界を救ったって、許されない。
…許されないことを、したんだから。
本当に償いたいと思ってるなら、今すぐここで腹を切って。
あの世で、俺が来るのを手ぐすね引いて待っている人々に、土下座して謝れ、と。
そう言われるかもしれない。
だけど、それは償いじゃない。
思考停止して、死を選び、楽になるのならば。
それは俺にとって償いじゃない。ただの救いだ。
だから、俺は生きる。
『八千代』もそうだ。
自分の殺した人の為に生きる。
自分の犯した罪と共に生きる。
生きることが、何よりの贖罪になると信じて。
故に。
俺は恥知らずにも、『玉響』の遺骨を腕に抱く。
「…ごめん」
せめて。
彼の本名だけでも、知りたかった。
「…僕の名前は、黒月令月」
『八千代』は、『玉響』に向かってそう言った。
「…俺の名前は、花曇すぐり」
俺もまた、彼に名乗った。
言ったことなかったもんな。
「…今度、会ったらさ」
「次、また会うことが出来たら」
「…君の名前を、教えてくれないかな」
お前が殺した癖に、お前はのうのうと生き残って、改心して裏切って。
その癖、恥知らずにもお前が埋葬するのかよ、って。
そう言われるだろうね。
『玉響』は、きっと思ってるだろうなー。
お前にだけは、看取って欲しくねぇよ、って。
「…ごめん」
本当にごめん。
そんな言葉で、許されるなんて思ってない。
今まで俺が殺した人全部。
そんな簡単な言葉で、許されるなんて思ってない。
一生をかけて、いや…一生をかけても、許されない罪だろう。
これから先、誰を救おうと、誰を助けようと、世界を救ったって、許されない。
…許されないことを、したんだから。
本当に償いたいと思ってるなら、今すぐここで腹を切って。
あの世で、俺が来るのを手ぐすね引いて待っている人々に、土下座して謝れ、と。
そう言われるかもしれない。
だけど、それは償いじゃない。
思考停止して、死を選び、楽になるのならば。
それは俺にとって償いじゃない。ただの救いだ。
だから、俺は生きる。
『八千代』もそうだ。
自分の殺した人の為に生きる。
自分の犯した罪と共に生きる。
生きることが、何よりの贖罪になると信じて。
故に。
俺は恥知らずにも、『玉響』の遺骨を腕に抱く。
「…ごめん」
せめて。
彼の本名だけでも、知りたかった。
「…僕の名前は、黒月令月」
『八千代』は、『玉響』に向かってそう言った。
「…俺の名前は、花曇すぐり」
俺もまた、彼に名乗った。
言ったことなかったもんな。
「…今度、会ったらさ」
「次、また会うことが出来たら」
「…君の名前を、教えてくれないかな」


